よろめき食い道楽記

日々見つけたオイシいもんのことを語ります

京都ローズカフェ [荒神口]

トルコ料理のカフェに咲く花について

*訪問から時間の経っているレビューです。
【初訪問:2012年10月】
近くを通り過ぎた時、洒落たカフェが出来ているなと思っておりました。暫くお店の看板以外、お店のことを知るものは無かったと思いますが、メニューの看板などが店頭に見えてから、トルコ料理をベースにした食事が出来ることを知りました。しかもハラルフード明示というところに、本気度を感じて訪問決定です。場所は荒神口のほぼ北東角、以前は寿司麺類のお店だったと思います。

店頭の様子は、新しくも落ちついた感じの雰囲気。大柄で愛想の良いトルコ人のおっさんでも居るかな、という先入観でお店に入ると、奥のカウンターには予想外の華やかさ。スレンダーな日本人の別嬪さんが二人、お似合いの制服で爽やかな笑顔と明るい声で応対です。テーブルが4、5卓とソファが2セットありまして、一番奥が件のお店の「花」というべきカウンターとなっています。こちらでオーダーし、席で料理を待つ半セルフサービスのスタイルですが、そこに見えるメニューは、スイーツよりフード重視のラインアップです。メニューにはもちろん、ハラルの表示がしっかりとあります。

○チキンケバブ ラップセット(780円)
ランチメニューの一つです。
*ラップ:色々なトッピングをチャパティー皮で包んだものを、こちらではラップ(包み)と呼ぶ様です。別嬪さんのお一人が笑顔で運んできたモノは、筒状の袋に入っているロールでした。少しずつ引き出しながら、丸かぶりします。中はチキン、玉葱、サニーレタス、トマトは確認できました。旨味と優しいスパイスの風味がするソースで、皮も20センチ程度の直径がありまずまずのボリュームだと思います。
*スープ:トマトのチリ風味スープで、トルコ料理やモロッコ料理でいただいた事がある味です。玉葱が少しあるのがアクセントで、大きめのカップでしっかりと量もあります。
トータルで考えますと、食事のお味はまずまず、量は大食いにはもう一息かな、というぐらいでした。

先客様が帰った後のテーブルは、片付けのあとスプレーで液体を撒き、拭いています。食事を終えてトレーを返却する時も笑顔を頂戴し、結局一番のご馳走は、これだったな、と思いながらお店を出ました。花の女王とも言われるバラの世界四大産地の一つはトルコ、カウンターの中をもう一度思うと、「ローズカフェ」という名前は悪くないと思えます。

【店舗データ】
京都ローズカフェ(きょうとろーずかふぇ)
075-252-2923
11:00~20:30
定休日 年末年始
京都市上京区河原町通荒神口上る宮垣町88-3
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レビュー(食べログ)