よろめき食い道楽記

日々見つけたオイシいもんのことを語ります

博多っ子 [下鴨本通]

京都郊外の人気店でいただく長浜ラーメン

【2013年2月】
近所に来る機会がある時に時折伺っております。お味も安定していてサービスも良好、混雑や行列は無いですが、席の半分位は必ず埋まっている人気店です。

○トロうまラーメン (700円)、チャーハン小付き (+300円)
選択できる麺は、細麺をお願いいたしました。標準の九州ラーメンよりも、スープの幾粘性と濃さが幾分アップしています。ただし、九州ラーメンでも十分に濃いと思うので、私はどちらでもあまり満足度に差は無かったというのが正直な感想です。チャーシューは、薄切り大サイズ3枚、きざみねぎ、のりも付いていました。やはり固めに仕上がった細麺と豚骨スープは、大変良く合っていると思います。すりごまを入れ、小鉢盛りもたっぷりの高菜もしっかりといただき、満足いたしました。
炒飯は注文毎に大きい中華鍋で調理されます。醤油の焦げた香ばしい香りが良い感じでした。

機能的に作られた改装後の店舗も、綺麗な状態で維持されています。入れ替わりで入ってくるお客さんが、大きな支持を受けている何よりもの証拠だと思います。九州ラーメンをいただきたくなった時の選択として、第一候補にしたいお店です。

*以前のレビュー*
【初訪問:2010年11月】
この下鴨の通りで随分以前から営まれているお店と思いますが、2010年の夏頃に改装されたと思います。それまでは飛び込むにも多少気合いが要るような風情のお店でしたが、本当に入りやすい店舗になりました。久しぶりに博多のラーメンを食べたくなり、折角の機会と初めて伺いました。店舗の細長いカウンター席は15名ぐらいは座れる大きさで、親爺さんと若主人と思われるお二人に、数名のスタッフが賑やかに動いています。オレンジのイメージのレイアウト、九州の地図と店名のロゴが背中にあるTシャツもお店の一体感を感じます。

お昼時ということでお客さんも多く、それでも活気があります。お腹が空いていたのでがっつり食べることにしました。スープ好きな私は飲み干してしまうので「替え玉」が苦手、そこでチャーハン付きのセットを選びました。

○九州ラーメン(650円)、チャーハン(小)付き(+300円)
ラーメンには、高菜漬が別盛りで付きます。定番の薬味である残り二つ、胡麻、紅ショウガは、カウンターに置いてあって、自由に取る事ができます。私は胡麻、高菜を入れていただきました。
白濁した博多ではお馴染みのスープ、塩気はそれほどですが、脂分は感じるぐらいの重さです。それが細麺に良く絡んで美味しいです。麺の量は小ぶりですが、しっかりいただいた感じが得られます。薄切りのチャーシューが3枚、ネギがトッピングで、これは可もなく不可もなく、が正直なところ。数回ほど福岡でいただいたことがありますが、「そう、確かこんな感じだった」と、長浜ラーメンを思い出す味でした。
チャーハン(小)は普通に美味しい卵チャーハンで、小という割には結構な量です。肉の含量も申し分なく、サイドメニューとして十分の納得度でした。

店名の通り、私が期待する様な福岡のラーメンでした。カウンター席ですが落ちついていただけたし、料理が出るまでもそれほど待ちませんでした。この使い勝手の良さが、地域の定番店として永らく支持されている理由なのでしょう。お奨めです。

【店舗データ】
博多っ子(はかたっこ)
075-722-2654
11:30~14:00、18:00~22:00
定休日 月曜日、第一火曜日
京都市左京区下鴨松ノ木町2-19
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レビュー(食べログ)