よろめき食い道楽記

日々見つけたオイシいもんのことを語ります

TEARS [河原町丸太町]

日本人向けの工夫で手軽にエスニックをいただく

*最近の訪問は2012年12月
【2012年2月、初訪問:2008年5月】
河原町丸太町から少し上がったところ、東側のコンビニ近くにあります。マンションの一階奥にある店舗 自体は目立ちませんが、通りに出ている看板とメニューを目印に見つけてください。古い木の扉をあけると、そこは東南アジアのインテリアが色々。混沌とした 趣を狙っていますが、食事するテーブルは奥に6、7卓ほど、お一人様も気楽に過ごせる空間です。

料理はアジアのエスニック、具体的には東南アジア一帯、台湾や広東、四川を含む地域の庶民料理を手軽に食べることができるお店です。麺類、飯類などはどれも値打ちでボリュームもまずまずありま す。定番メニューだけでもかなりの種類ですが、お昼と夜のごはん時にはワンプレートのセットメニュー(昼は800円、夜は850円が多い)が二種類あっ て、日替りの炒飯、または肉料理ののっけ盛ごはんと、一品のおかず、サラダの盛り合わせをスープ付きでいただくことができます。マンゴーを使ったトロピカルなスイーツも色々あって、カフェ使いも可能。現地で食べてもそれほどピンと来ないもの(台南の棺材飯など)までわざわざ用意されていますが、お店の人が どれだけ本気か(?)わからないのはご愛嬌。

小さい店で小柄でちょっとマニア的趣きのシェフ、スレンダーでキリッとした別嬪さんのマダム が、多くのメニューを準備して意欲的に営まれています。ビニルのテーブルクロスと貼り紙だらけの壁など、お世辞にもお洒落とはいえません。しかし、満足できる料理のボリューム、ランチ時から通し営業で便利。なので、若い女性もおっさんも一人で入っても大丈夫な「雰囲気のバリアフリー」に成功している良店で す。

*個別メニューについて*
○日替わりランチ:海南風の唐揚げと野菜炒めのプレート
ソースや炒め物の味付けに、これが現地風なんだろうな、と思わせる風味づけがされているのには感心します。本場そのものの味付けは、物によって辛かったり香りがきつかったりでしょうが、食べやすくうまく抑えてあります。
○日替わりランチ:タイ風鶏そぼろの炒飯のプレート
ちょっと大胆にふられた唐辛子以外は、ありがちな感じがしました。毎回期待し過ぎかもしれません。
○日替わりランチ:マレーシア風ココナツミルクのチキンカレー
生トマトと一緒に煮込まれたカレーは、まずまずの辛さですがココナツミルクのおかげで優しい味に仕上がっていました。ししとうの天ぷらが、意外に合って嬉しい感じ。
グリーンカレー
ごはんが茶碗に山盛り。カレーも小丼に多めで、がっつりいただけます。筍、茄子、鶏肉などの具材も豊富。「辛さの調節もお願いできます。」日替わりで一品が付いています。
(追記:マイレビュアー様によるフォローアップレビューで、辛さ調整を断られた事例がありました。なので、上記「」部分は必ずしも期待できないと思います。)

【店舗データ】
TEARS(てぃあーず)
075-252-0118
12:00~22:00P(15:30~18:00はカフェメニューのみ)
定休日 日曜日
京都市上京区河原町通丸太町上る桝屋町365 サンアートビル 1F
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レビュー(食べログ)