よろめき食い道楽記

日々見つけたオイシいもんのことを語ります

はふう 御所南店 [夷川富小路]

ステーキ?という錯覚に陥るミディアムレアのビフカツ

【2011年11月】
夷川通にある有名な牛肉料理のお店で、お昼にハヤシライスや平日限定の日替りランチをいただきに伺います。こちらと近くの本店のどちらにも同じくらいの頻度で伺っております。ある週末のお昼、実はにこちらは初めて、というかみさんを連れて伺いました。この機会にレビューをアップしたのは、普段よりもちょっと良いモノをいただいたこと、そしてお店に伺った時に耳寄りな情報を知ったからです。

その情報とは。こちら御所南店の定休日変更です。2012年の1月から、火曜日がお休みです。これまで近くの本店と同じ水曜日がお休みですが、それが一日ずれての設定になります。これまで水曜日はお休み確定のため訪問が難しいかった方も、御所南店で食事をいただいたり、名物のカツサンドのテイクアウトが出来る様になります。火曜日は本店に伺っていただければ、ほぼ同じ食事がいただけます。

そういう御所南店、本店と同じ店舗のフォーマットです。奥行きのある店舗スペースの左側にキッチンに面した長いカウンター席、奥にはテーブル席が幾つかあります。本店よりほんのわずかですが席数が多く、平日はこちらの方が混雑しているように思います。土曜日もカウンター席がほぼ埋まるぐらいの人気で、週末のお昼にお肉料理を!という方々が集まっています。何時来てもこちらのカウンター内で繰り広げられる連携は見事で、不必要にお客を待たせることはありません。

○特選牛ビフカツ(2990円)
お昼には二種類用意されているビフカツの、お手頃な方です。「極上牛」でしたら、なんとさらに1000円アップの超豪華ランチです。
メインのビフカツは、ミディアムレアに仕上がった厚めの肉が5切れ。カウンター席でフライとして見えていたきつね色の塊が、これまで印象的なくれなゐ色の物を内に秘めているとは。衣はあくまで味のアクセント、甘さ控えめでハーブの風味がするデミグラスソースが、お肉に良く合ってばっちり。滑らかだけどちゃんと歯ごたえがあり、また熱の加減で複雑な味になった肉は、ほぼステーキを味わっている様です。スパゲティーの付け合わせと同じお皿にありました。
千切りキャベツやオニオンスライスのサラダ、総菜の小鉢、ごはん、みそ汁、香の物付きでした。サラダはハヤシライス、カレーライスと同じ小ボウル盛りです。こちらのサラダのドレッシングも、なかなか美味しいと思います。

○タンシチュー(2950円)
こちらのシチュー、スープより肉の部分がメインのお料理です。ごろっとした肉塊が3個ほど、それにシチューというのはすくなめ、ソースというのはタップリのソースがかかっています。ちょっとナイフをあててもスッと切れるまで煮込まれていますが、独特のタンの風味はしっかり残っている面白さです。スパゲティの他に付け合わせに少しのポテト等で、お皿盛りです。肉屋さんのシチュー、でした。
生野菜サラダ、ごはんなどは、ビフカツに同じでした。

今回より前にもう一つ、定番のハヤシライス等とは違うものをいただいておりました。

○ハンバーグ(1540円)
ハンバーグは丁寧に焼かれます。まず肉をフライパンで表面を焼き、その後にフライパンごとオーブンに入れて仕上げていました。お皿には件のデミグラスソースがたっぷり。肉汁がハンバーグから滲み出て、ソースを一層旨くしています。それを肉に戻す様に浸けて、ごはんと一緒にいただくと至福です。やはりスパゲティ付きでした。
生野菜サラダ、ごはんなどは、ビフカツ等と同じでした。

どの一つをとってもしっかりお肉をいただいた、という満足感を得られるのは流石でした。こちらのビフカツサンドへの興味は尽きないですが、今回のビフカツなら、お料理としてごはんと一緒にいただくのも捨てがたい。他にも気になる肉料理が色々、週末に一人でない時のお昼ぐらいは、ちょっと贅沢するのも楽しいと思います。

【店舗データ】
はふう 御所南店(はふうごしょみなみてん)
075-254-2884
11:30~13:30、17:30~21:30
定休日 火曜日
京都市中京区夷川通小路西入ル俵屋町303
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