よろめき食い道楽記

日々見つけたオイシいもんのことを語ります

C(匿名希望)

有名音楽家の名前を冠する自称イタリア居酒屋

【初訪問:2011年11月】
いつの間にかヒッソリ営業を始められ、その隠れ家感が好奇心をそそります。店主によるブログもあって、人知れずノンビリ営業しているのが楽しいそうです。安くて外れないワイン、楽しい音楽、パーティーもお待ちしています、とのこと。それ以上の情報がなかなか見当たらないこともあって、伺う決心はつきませんでした。そういう状況が続いていたある夜、思い立って立ち寄ってみました。

端のカウンター席に座って背中を見せていた壮年の男性一人、我々が入ったらちょっと驚いた表情で立ち上がられました。エプロン姿でしたので、「良いですか?」と聞いたらどうぞ、とのこと。離れたカウンター席にはPCがあって、それに向かって居られた様です。料理屋さんが営業中にPCというのに不安を感じつつ、ソファのテーブルに座ろうとすると白いクロスにシミが多数。「これは・・・」と思って隣に移ったらそこも同じ状況。この段階で立ち去ることも出来たのでしょうが、店主さん一人に客が我々だけという状況に、妙な諦めを感じて覚悟を決めたというのが正直なところ。

メニューを拝見。ピザのお店ということですが、パスタ、グラタン、その他種類はまずまずありました。メニューに載っていないものが用意出来る、というので、そのお奨めも含めて幾つかオーダーをしました。それにグラスでワインを少し。

詳細は書きませんが、これはお金を取って人に出すものではありません。
明らかに冷凍期間が長くて解凍に問題があった食材を使って出すぐらいなら、オーダー時に断るのが筋だと思います。とてもお店を営むのは無理なレベルと思います。生活と関係ない趣味として適当に日々お店を開けておられるかもしれません。ここを素敵な真空管アンプの音楽と自作の焼物で囲まれた空間にするのは誰も文句は言わないでしょう。そこでPCを設置して、ブログを書くのも自由です。ご主人が悪い人では無さそうだ、とも思います。しかし料理を提供することが仕事でココは職場。仕事という行為は自分の労働の対価として誰かにお金を出させることを伴いますが、その時にとんでもなく無邪気(または無責任とも言う)であるのは罪なことだと思います。不景気な世の中、まずまず美味しい、お店の人も頑張っているお店でもなかなか苦しい昨今。こういうお店が訳の分からない「ご商売」を続けているという不条理。本当に世の中どうかしている、と思います。

【店舗データ】
C
075-XXX-XXXX
XX:XX〜XX:XX
定休日 X
京都市XXXXXXXXXXXX
リンク:掲載保留中

レビュー(食べログ):掲載保留中