よろめき食い道楽記

日々見つけたオイシいもんのことを語ります

すし善 [三条新町]

名物はあまから味の魚とたっぷりの極細錦糸卵

*訪問から時間の経っているレビューです。
【初訪問:2012年10月】
こちらのお店の事を知ってからかなり経ちましたが、週末のお昼に近所で用件があった時に訪問しました。三条通を烏丸から西へ進み、衣棚通を越えて少しのところにあります。ご近所には永らくご商売を営まれている大小さまざまなお店があって、祇園祭ではそれぞれの町が自慢の山が見られる賑やかな界隈です。

店頭の暖簾が営業中であることを示しており、配達に使われると思われるバイクと自転車が数台並んでいます。関西風のお寿司をいただくには、丁度良さそうなお店です。お店にカウンター席が8席で、我々が座るとほぼ満席になりました。他に小上がり座敷が2つあります。カウンター内では大将とご子息と思しき男性が二人で料理を用意されます。女将さんもホールとサポートをされていますが、ほとんど話をされず静かです。お店を訪問する前からほぼ決めていたメニューを確認し、お願いをいたしました。

○ちらし寿司 (1100円)
まずビジュアル。ちらし寿司桶一面に錦糸卵が満たされています。流石に京都のお店の錦糸卵、幅が細く流れるようです。それに完全に隠れている下には小さめに切った魚で、漬けのまぐろ、はまち、煮穴子、蛸が入っていました。挟んであるきざみ海苔が、多めの醤油でしっかりと濃い甘辛味の魚に風味を与えています。すし飯の酢は香り程度でこちらも甘め、山葵はなくて、正に子供から大人まで食べられる食事向きの寿司でした。薬味として、生姜は少し添えてあります。

多分すし飯の味に依るのだと思いますが、ちらし寿司というより海鮮丼をいただいたような感覚でした。お店の名物として人気を得ているのは十分に納得できます。しかし、京寿司のお店としてどうか、については、今回は確認出来ませんでした。押し寿司や巻寿司などをいただく次の機会を狙いたいと思います。

【店舗データ】
すし善 (すしぜん)
075-221-3848
10:00~21:00 日祝は10:00~20:00
定休日 土曜日
京都市中京区三条通新町東入ル衣棚町41-2

レビュー(食べログ)