よろめき食い道楽記

日々見つけたオイシいもんのことを語ります

タコとケンタロー [吉田東通]

一つ一つのたこ焼にこめられたオリジナリティー

*訪問から時間の経っているレビューです。
【初訪問:2012年4月】
以前にこちらのお隣にある「ろぐ」にお邪魔したとき、こちらのお店を見つけておりました。外からカウンターで10席程の新しいお店ですが、たこ焼き一本で勝負されているのが面白いです。普段のお昼、夜の食事にたこ焼きだけで済ますことは難しいと思いながら、機会を伺っていました。持ち帰りも可能の様ですが、週末昼下がりにむしやしないにと伺いました。

店主と思われる男性一人で営まれています。この人が店名にあるケンタローさんなのか、ということはわかりません。一見客であったからか、遠慮がちに応対され少しシャイな感じです。カウンターに置かれたメニューには、定番のたこ焼きの他、20種類以上の独自のたこ焼きが載っています。ネタ的なネーミングもあり、名前だけでどのようなたこ焼きかを完全に把握することは不可能です。

○たこ九条 (8こ、500円)
木製の台、例えば寿司下駄の様なものに乗ってきます。たこ焼きの生地は、外が柔らかく中がとろっとしたタイプです。九条、とは九条葱のことで、出来上がったたこ焼きの上に九条ねぎが「ねぎだく」状態で乗せられます。シャキシャキとした食感と生葱独特の香りが楽しめます。
○たこトマ (6こ、450円)
たこ焼きの中にプチトマトが入っています。たこ焼きの中身としてはサイズが大きく、店主さんは「テクニックが必要なんです」と、ピックを動かしながら丁寧に丸めておりました。加熱されたトマトの旨味と酸味が、トマトソースを彷彿とさせます。

小さな丸いたこ焼きの中身やトッピングの工夫で生まれるバリエーションを、店主さんは楽しんで居られる様です。味が期待通り楽しめるも良し、意外な味で不思議に感じるのも一興。通しでかつ深夜まで営業されているので、便利に利用出来ると思います。

【店舗データ】
タコとケンタロー
075-771-4736
11:00〜23:00
定休日 不定休
京都市左京区聖護院東町1-2 聖護院ハイツ1F
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