よろめき食い道楽記

日々見つけたオイシいもんのことを語ります

グリルにんじん [北白川]

まさに穴場、街はずれの実力派洋食屋さん

*訪問から時間の経っているレビューです。
【2012年4月】
記録を確認しますと、ほぼ1年ぶりの訪問です。メニューをみながら、こちらのカレーをいただいたことが無いと思い決定。ホールを担当する兄ぃはハキハキと応対されますが、時折キッチンから来られてサポートの女将さんは、以前と変わらず無口です。

○たいらぎ貝サラダ (700円)
以前と同じく、美味しくいただきました。
○ビーフカレー (800円)
ルーはステン製容器に別盛で出されます。ルーはとろとろで甘く、すぐ後からピリ辛がちゃんと追ってくるタイプでした。肉は柔らかく煮込まれたものが2個でしたが、加えてホロホロに溶けた分がありました。ルーの量は多めにはいっていましたが、比してごはんの量は普通でバランスは今ひとつだったのが残念なポイント。らっきょと福神漬は、ごはんのお皿に予め多めに添えてありました。流石に十分に満足できる味でしたが、他のメニューを考えるとコストパフォーマンスはイマイチと思います。

*以前のレビュー
【2011年4月、初訪問:2008年4月】
白川通から東に入った一乗寺の住宅街にある一軒家の洋食店で、まずは地元の方しか見つけられないような穴場です。人気が出てからは週末のお昼時の混雑は大変なこともありますが、平日に時間をずらすことを心がけると比較的ゆっくりと食事がいただけます。混雑時はオペレーションが極端に悪くなりますので、空いている時が何と言ってもお薦めです。

洋館風の建物一階フロアはなかなか広く、入って右手には合計20人近く座れる長いコの字型カウンター、それに4人がけテープルが4つほどあります。落ち着いた感じでキャパも十分、友人や家族とのんびりと話をしたりも良いです。デートに誘うのも問題ありませんが、男性は皿だしが遅い時にも話題が途切れないように準備しておきましょう。時折こちらで話題になる接客ですが、私が感じる限りは普通に思いました。スタッフの皆様は真面目に過ぎる感じで愛想が苦手、照れがぶっきらぼうな応対になっているように拝察します。誤解されやすい感じですが、お水のサーブやしっかりしたメニューの説明から、お店の誠意は感じております。

今まで試す限りですが、肉類はソテーやステーキ、生魚を使ったサラダに特に感心します。私がご案内した方に限っては皆様満足、不便な場所ですが安心して楽しめるお店だと思います。

*個別の食事について*
○ステーキ定食 (1250円)
オージービーフとのことで、脂身部分に少し筋が当たるものの、十分にやわらかくミディアムレア加減もお見事。何よりも風味良いデミグラスソースがピッタリでした。付け合わせにサラダが少々あります。ごはんと豚汁が付いています。(2008年4月)
○ランチ (日替わり、900円)
当日はポークのローストでした。まるで洋風叉焼ともいえる厚切りが4、5枚も。甘酸っぱいケチャップをベースにしたソースも美味しい。ごはんと豚汁が付いています。(2008年6月)
○生魚のサラダ (日替わりで数種)
ボードにお薦めの前菜として書かれています。サラダと言いますが、魚の量がかなりあって、実体はカルパッチョというぐらいの満足度です。レタス、赤キャベツ、グリーンリーフと共に、独特のドレッシングかかってきます。メインに付いている量だけでは寂しさを感じる野菜好きにはお薦め。
たいらぎ貝 (700円):レッドペッパーの効いたクリーム状ドレッシング。(2008年4月、2012年7月)
剣先イカ (650円):酸味とスパイスが効いたオレンジ色のドレッシング。(2008年6月)
ときしらず (850円):オリーブオイルとバジルのドレッシング。季節物ですが前菜のお薦め第一位。(2010年3月)
○白金豚の生ハム (950円)
程々の塩気で豚肉の味がしっかり感じられます。ミョウガ、ケッパー、マスタードの風味がバッチリのソースがとても良く合っております。  (2008年6月)
○グリルチキンのベーコン添え (1050円)
チキンとベーコンは比較的しっかりと塩胡椒を効かしてジューシーに焼かれております。予想に反してデミグラスソースがかかっていますが、こちらは塩分抑えめで酸味が少し。悪くありませんが、ソースが無い方がチキンの味は感じられたと思います。(2010年3月)
○エビフライ (1200円)
タルタルソース。海老もきっちりプリプリに揚がっていますが、お値段を考えると味、ポーション共に平均的でした。(2010年3月)
○ホタテフライ (1050円)
エビフライと同様、甘い貝柱が美味しく仕上がっています。こちらの方がボリューム的にも満足度高いです。(2010年11月)
○白金豚のステーキ (1350円)
アラカルトでお薦め第一位。期待どおりの大きいサイズで、中が薄桃色のミディアムで仕上げられています。塩こしょうで焼かれて上にバターを乗せたシンプルな味つけ。肉の脂に甘みが十分で、ガッツリ気分も満足。レタス、キャベツにポテトサラダの付け合わせにはカラシ風味のマヨネーズ添え。(2011年4月)

【店舗データ】
グリルにんじん
075-711-7210
11:30〜14:00、17:00〜20:30
定休日 火曜日、第3月曜日(祝日は営業)
京都市左京区一乗寺出口町51-2
リンク

レビュー(食べログ)