よろめき食い道楽記

日々見つけたオイシいもんのことを語ります

sumiyaki 燈 [寺町丸太町]

デートも楽しめるお洒落な鳥料理店

*訪問から時間が経っているレビューです*
【2012年3月】
初訪問で良かったので、かみさんと再訪問しました。当日はかなり混雑しており、調理スタッフは特に皿だしが遅くならない様に大変そうでした。少し待った感じになったこともありますが、それほど大きな問題ではなかったです。

○お通し
こちらは選択できるドリンクです。スパークリングワインをいただきました。
○もも肉のカルパッチョ
肉の甘みに、酸味と黒コショウのアクセントが楽しい一品でした。
○炙り皮と安岡ねぎのサラダ
とりとから、毎度お願いしているお気に入りのメニューです。甘い細ねぎと香ばしい炙り皮の組み合わせは、いついただいても素晴らしい。
○焼鳥
「もも」「ももねぎ」「ずり」「つくね」「なんこつ&鳥バラ」をいただきました。濃い味の卵黄ソースでいただくつくね、安岡ねぎのももねぎがユニークだと思います。季節の串として、「鴨と新たまねぎ」の甘さも素晴らしかったです。
○野菜
マッシュルームはガーリックソース、スナップエンドウは黒コショウソースでした。どちらも濃いめの味で、お酒にも良く合います。
○温かい肝ソースのブルスケッタ
バケットのスライスにガーリックソースが塗ってあります。それに添えられているのは、ソース状になった鶏肝とキノコの炒めもの。調理の時から届く挑戦的な香りを、そのまま口中に収めて受け取ります。ワインにピッタリ、抜群のメニューでした。
○ピクルス盛り合せ
自家製のピクルス、前回と同様に胡瓜、アスパラにマッシュルームでした。
○グラスワイン
白と赤を、料理に合わせていただきました。

ちゃんと美味しい焼鳥に、ちょっとお酒のすすむ鳥や野菜の料理。それを洒落た雰囲気でいただけるこちら、使い勝手は良いと思います。特に女性には好評価、個人的には前回同様に好印象のお料理のポイントをアップいたしました。


* 以前のレビュー*
【初訪問:2011年12月】
私にとって貴重な女性の友人が京都に来られるとの連絡がありました。こういう時のお店選びはワクワクしますし、お相手が美味しいもの好きな方だとなお一層です。その日に用事があるというカミサンは、「折角だから美味しいところにお連れしてあげて〜」という理解のある言葉。かみさん公認!と選んだのがコチラです。それで未訪問のこちらに行く事を聞いたら「ズルい!」となりました。どうやら、私が女性とデートするより、自分の行ったことの無い、しかも好きな焼き鳥のお店に行く事にジェラシーな様です。

お店で待ち合わせで迎えるべき立場の私が見事に遅れて着くという失態。いきなり待たせてしまいましたが、「お久しぶりです」という笑顔に救われました。町家リノベーションでお洒落なお店で、長いカウンター席も気分が良いです。優男の応対も親切で、こちらのちょっとしたリクエストにも臨機応変に対応してくれました。余裕があるときに限ったサービスだったかと思いますが、いつも混雑してちょっと窮屈な姉妹店(とりと)を避けたのは正解だったかと思います。グルメなレディーをこれ以上待たせる訳にはいきませんので、色気は目の前の優男に任せるとして、私は本来の食い気を出すことにします。

○お通し
こちらはドリンク、という珍しいスタイルです。ワンドリンク制、をよりシンプルにしたのかな、と思います。ちょっとこじゃれて泡をお願いしましたが、ちゃんとフルートグラスで出てきました。
○刺身 
*ずり、なんこつ:なんこつは「残り少ないので出せる分だけで了解ください」と、丁寧にお断りがありました。しょうが塩という面白い薬味でいただきます。刻んだ生姜に塩を加えると、淡い甘さが感じられる不思議。どちらも楽しい歯ごたえとちょっとクセのある味が良いです。
*ササミのカルパッチョ レモンソース:本来のメニューにあった胸肉が品切れだったので、「ササミがあるなら、それで作って貰えますか?」とお願いすると快諾していただけました。前の二品に比べてお味に個性は少ないのですが、オリーブオイルやハーブ等で味とビジュアルに工夫があります。
○濃厚肝のパテ(ブルスケッタ付)
小器に入っていたパテは確かに濃いものでしたが、トロリとした舌触りと滑らかさは今ひとつで残念。作り置きされていたのかもしれません。
○炙り皮と安岡ねぎのサラダ
これはとりとでもお気に入りのメニュー。アサツキの様に細くて青い葱は甘く、ちょっと油の入った皮をアクセントにして美味しくいただけます。
○焼鳥
定番を幾つか、ということで、「ももねぎ」「つくね」「背ぎも」「はつ」をお願いしました。基本すべて塩焼で出していただきますが、お願いすればタレも可能とのこと。カラシとレモンが付いています。面白かったのはももねぎ。白ねぎのハサミ焼きと思っていたところに現れたのは、もも肉串に、上の安岡ねぎ添えでした。ユニークな出し方ですが、良い意味で面白かったです。つくねには濃い卵黄が付いており、ソースにしていただけます。生卵好きの私には嬉しい一品でした。追加で「鴨ベーコンとマッシュルーム・チーズがけ」を。かなり創作風ですが、ちゃんと味のバランスは取れておりました。
○ピクルス盛り合せ
予想に反して、胡瓜以外にアスパラ、マッシュルームが出てきました。大きなキャニスターから出しておられたので、自家製と思われます。どれも良い加減に漬かっておりましたが、マッシュルームが秀逸。
○鶏なめろう
〆にいただきました。ご飯物は幾つか用意されているのが嬉しいですが、少し残っていたお酒のお伴にしたいと考えての選択です。薬味でちょっと複雑になった鶏肉も美味しく、台ヌキ(ごはん無し)で肴にしても良いかもしれません。それでもごはん別腹の私、しっかりといただきまして、満足いたしました。

お酒はお好きなだけどうぞ、というお言葉に甘えて、ご案内役を既に忘れてしっかりと楽しみました。それでも楽しくお話していただいたご厚情は有り難いです。その後かみさん御用達の本だらけカフェにご案内し、用事を終えたかみさんも加わって3人でお茶となり、私のプチデート気分が名実共に終わりとなりました。

「年明けたら○○に行きませんか?」
「おぉぉぉぉー!」

【店舗データ】
sumiyaki 燈(すみやき あかり)
075-255-1390
17:00~23:00
定休日 日曜日
京都市中京区寺町通丸太町下る行願寺門前町2-1
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レビュー(食べログ)