やよい [今出川大宮]
「箱半」に惹かれた西陣の地元向け麺どころ
【初訪問:2011年9月】何かの情報で、箱すし半分を「箱半」としてサイドメニューに用意してるうどん店があることを知りました。この組み合わせが好きなので、伺うタイミングを探しておりました。箱半の写真、鱧か穴子の様な色をしています。これが安くて殆どのお客さんが注文、と言われると行かざるを得ない。場所は西陣、確か町家が並ぶ辺りです。残暑がまだ厳しい頃、お昼どきに伺いました。
お店の外観は全くの街中うどん店、丁度出前から戻った兄ちゃんがバイクを止めている時に、暖簾が出ているのを確認しました。お店は改装した感じで、新しいものの、あまり特徴が感じられませんでした。小さい食卓が詰め気味に配置され、そこに先客様が何人か居ました。ほとんどの方は既に食事を済まされていましたが、キッチンでは親父さんと女将さんが奮闘中の様です。出前の料理を用意する合間を見つけて、注文を受けていただきました。そんな様子ですので、意外に時間はかかりました。
○きつねうどん(460円)
甘めの味付けのきざみきつね、おだしは少し濃いめ、葱はきざみでトッピングです。麺はもちろん関西風の柔らかいもの。特徴はあまり感じませんが、まずまず普通の美味しいうどんです。
○箱半(370円)
何の箱寿司かは判りませんが、メニューのお値段を見てまあそれほど期待はできまい、と思っておりました。で、出て来た箱すしの上は、鰹節の佃煮。甘辛いそぼろ状のトッピングの寿司、うどんのだしをおつゆ代わりにしていただきました。他に「巻半」(巻寿司半分、400円)もありましたが、いなり寿司(一個120円)をオーダーしている方が多かったです。
キッチンからご主人と女将さんが注文と段取りについて絶え間なく声が聞こえます。その間にもかかってくる電話注文に、地元に根付いたお食事どころの地力を見た気がします。
【店舗データ】
やよい
075-441-5334
11:30〜19:00
定休日 不明
京都市上京区大宮通元誓願寺下る北之御門町564
レビュー(食べログ)