よろめき食い道楽記

日々見つけたオイシいもんのことを語ります

アショカ 京都店 [四条寺町]

街中にあるインド料理の老舗は辛さ抑えめ

【2011年2月】
初めての訪問ではないものの、前回に伺ったのは恐らく5年以上前だったかと思います。なのでその時の記憶も怪しく、ほぼ初訪問のつもりで伺いました。場所も四条寺町角という良い場所にあって、ブームと関係なく永らく営まれているインド料理店です。東京と大阪にも姉妹店があり、安心して伺える老舗の感じさえいたします。仏教を庇護したことから、日本でも「阿育王」と知られてきた古代インドの名君が店名。オープンした時のオーナーが、日本で愛されることを願った感じがします。余談ながら、「阿育王山(あしょかおうさん)」という山号を持つ石塔寺がお隣の滋賀県にありますが、奇妙な光景と伝説の壮大さは想像を超えたものでした。

閑話休題。
ビルの3階に上がり店内に入ると、奥行きのある細長い店舗スペースです。上階でも鰻の寝床、インドの方と思われる男性に案内されてテーブル席に座りました。入り口に近い場所は両方の壁に沿ってテーブルが並んでいますが、途中から右側はキッチンでテーブルは一列です。テーブルは、ガラス越しにタンドーリ料理を用意している様子が見える辺り。メニューを確認して、手頃なランチメニューを選びました。

○本日のランチ(1200円)
*本日のスープ:ニンジンのスープ。爽やかに甘いもので、食欲をアップさせるのに良い感じです。
*メインの皿:炭火焼が小さいながらも2種類。タンドーリチキンとひき肉のカバブです。スパイスの感じも抑えめ、ちゃんと美味しくいただきました。グリーンサラダ少し、そしてライスが盛られています。サフランライス、ということですが、香りは程々。ターメリックの方が強く感じました。
*カレー:2種類から選択します。当日は二人でしたので、チキン、エビをそれぞれ選んでみました。チキンの方が少しスパイシー、エビの方が旨味と酸味があるものでした。
*ナン:バターがたっぷり塗られた大きいものが焼きたてで出ます。名物だけありまして美味しいです。
*ヨーグルト:オレンジのソースが少し。スパイスの口直しになりました。
*チャイ(+105円):砂糖は別なので甘さは調整できます。

手頃なお値段でそれほど混雑していないこともあって、女性ものんびりと食事をとりに来られている方が多く居られました。ホールスタッフも適度に応対と放置なので、食後にお喋りで時間を潰している方もちらほら。タンドーリ担当の料理人とガラス越しに良く目が合ったというかみさんはちょっと落ち着かないこともあった様ですが、これは稀なケースでしょう。背中越しの私を含め、それ以外の席では問題ないと思います。界隈でカレーとかナンを食べようか、という気分になったとき、無難に選択できるお店だと思います。

【店舗データ】
アショカ 京都店(あしょかきょうとてん)
075-241-1318
11:30~14:30、17:00~20:30
定休日 無休
京都市中京区寺町通四条上ル中之町559 菊水ビル 3F
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