よろめき食い道楽記

日々見つけたオイシいもんのことを語ります

悠苑 [下山手通]

一人の軽食使いでも快く迎えてくれる老板が名物

【初訪問:2010年12月】
ドタバタでお昼をちゃんと食べられなかった日の夕刻、空腹が極限に至り当日の宴会までの時間までとても耐えられない気分になりました。で、食い意地の張っている小生は、こちらで一人プレ会を決行。宴会のお店をそれほど期待していなかったこともあって、こちらでほぼ夕食を済ませても良いかな、という気分です。まだ夜の営業が始まったばかりの早い時間なので、先客様は居られない様子。しかし、応対に出てきた愛想の良い老板が、一人の食事でもどうぞどうぞ、と歓迎してくれました。

8人ぐらいが座れる宴会用の丸テーブルが、広いホールに所狭し並びますが、どうぞごゆっくり、と言いつつ一席を用意してくれました。恐らく風景は一人でぽか〜ん、という感じだったと思いますが、抑えめの照明もあってノンビリと過ごす気分になっています。用意していただいたお茶を飲みつつ、メニューを拝見します。一人ですから、あまり本格的なものをいただく状況ではありません。一人分も問題なく用意できる、ということなので、多めのランチぐらいのボリュームになるようにオーダーしました。

○水餃子(600円)
6こ入りでした。餃子はプリプリの仕上がりで、肉の餡がたっぷりのタイプ。皮は薄く作られています。付ける醤油だれの薬味に、刻みネギ、面白いのは香菜が用意されていました。私は好きなので、半分は香菜入りでいただきました。モチモチと麺の様な厚い皮も好きですが、こちらの様に肉の多い時には薄い皮のつるり、としたものも良いです。
○海鮮あんかけ焼きそば(1000円)
まず海老、イカ、ホタテが容赦なくたっぷり入っていました。白菜、玉葱などの野菜と一緒に、餡もちゃんとしっかりめにとじてあります。麺の仕上がりがまた秀逸。表面はカリッと、中はもちっとした感じに揚げ焼されていました。麺と餡の絡みも良くて非常に満足です。
○老酒(500円)
一合を燗酒で。ステンレス製の専用容器と、ガラスのおちょこが用意されました。いつもの様に粗目は無しで、食事のお供にいただきます。おつまみに付いていた、茹でた南京豆も嬉しいです。

中途半端な時間に一人客、面倒がらずに快く迎えていただき、フォローも完璧。料理もちゃんと美味しくいただきました。向こうで老板が予約を希望したらしい電話の相手に、お返事の遅れを丁寧に詫びておられるのも実直な感じがして印象的です。元町辺りのお店では応対で残念な思いをすることが時折あったりしますが、こちらは心配無いと思います。ちょっと悩みつつ、初訪問なので抑えめの評価ですが、もちろん再訪問はアリです。

注:夜の利用ですが、ちょっと特殊な使い方でしたので、「使った金額」欄には記入を控えます。

【店舗データ】
悠苑(ゆうえん)
078-331-7777
11:30~14:30、17:00~21:30
定休日 月曜日
神戸市中央区下山手通3-11-17
リンクぐるなび

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